思想革命

本や漫画、自身の体験なんかを基にした、ちょっとした知識や思想を書いています。

来年には日本女性の平均年齢が50歳になるってマ?

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こんにちは、一歩です。

突然ですが、日本の社会が「高齢化」していることは知っていますか?

まあ、聞いたことがないってことはないですよね。小学校とかでも習いますし…。

ただ、「情報」、「データ」として知っていても、「実感」として理解しているのとは違います。

皆さんは高齢化の実感って持っていますか?

正直、僕は「全くない」レベルでした(笑)。

というか、僕の世代(20代前半)とか、それより下の世代って高齢化の実感ってほとんどないと思うんですよね。

20年、30年前の「昔」と比べて高齢者がこれだけ増えていますよ、って言われても、そもそもその「昔」を知らないわけですし、「高齢化」自体も小さい頃からずっと言われ続けていますからね(少子化とセットで)。

いわば、僕たちの世代にとっては「高齢化」だの「少子化」だの叫ばれて続けていることがもうデフォルトなんですよ。

それに、普段の生活で高齢者と関わることもほとんどないですしね。仕事をしていても、直属の上司とかだとせいぜい40代、50代でしょうからね。

そんなわけで、これまでの僕にとって日本の高齢化問題は、

「へぇー、なんか大変そうだけどずっと言われていることだし、解決は無理ゲーなんだろうなー」

くらいの感じだったわけです。

 

 

日本女性の平均年齢が50歳という衝撃の事実

 

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そんな日本の高齢化に無関心だった僕も、友人との会話をきっかけに、衝撃の事実を知ることになります。

それは、僕が友人と「年金問題」や「老後2000万問題」など、話題になっている社会問題についてちょっと意識の高い話をして(内容はほぼ知ったか)、悦に浸っていた時のこと。

 

友人「なんかネットのニュースで見たんだけど、2020年には日本人女性の平均年齢が50歳を超えるらしいよ。」

僕「50歳ってことはないでしょ、最近は人生100年時代とか言われてるし。」

友人「それは『平均寿命』の話でしょ。俺が言っているのは『平均年齢』だよ。」

僕「あー、なるほど。『平均年齢』ってあんまり聞き慣れないから勘違いしてたわ。へー、50歳ね…。」

僕「……。∑(゚Д゚;) えっ」

友人「やばいよなー」

僕「……。(放心状態)」

 

 この事実を聞いて、高齢化にピンと来ていなかった僕の中で圧倒的な衝撃が走った。

これまでは、高齢化について「年金問題」だの「労働者問題」だの「経済規模の縮小」だのと小難しいことを言われて、僕の軽い脳みそでは理解が追い付いていなかったのだ。

しかし、僕も一応は人間である。生得的に備わっている直感を使ってこう思った。

「よくわかんないけど、平均が50歳の社会って終わってね?(小並感)」

 

 

冷静に考えてみる

 

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しばらく放心状態だった僕も、次第に平静を取り戻してきた。

で、さっきの日本女性の平均年齢50歳問題について、つたない知識で考えることに。

 

「日本人の平均寿命は大体80歳くらいだったはず。女性の平均寿命は男性よりも長いから、多分85歳くらいだろう。仮に85歳として、各世代の人口が全く同じだったとしたら、平均年齢は85÷2で大体42~43歳。ずっと続く少子化によって、世代間での人口分布の偏りを考えると…。まあ、50歳くらいにはなり得るか…。」

 

冷静に考えてみて思ったのは、少子化が全く起こっていなくても、平均年齢は42~43歳なのが意外だった。40代でも僕からするとかなり上な感覚なので。

そして、そこから考えると平均年齢が50歳っていうのもそこまでなおかしな数字じゃない。

 

衝撃を受けてさっきまで放心状態だったはずが、いつの間にか「けっこう普通のことだな」と感じるようになっていました。 

 

 

なぜ衝撃を受けたのか

 

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 では逆に、なぜ衝撃を受けたのか考えてみました。

こういうことって、結構ある気がするんですよ。直感では衝撃を受けたのに、冷静に考えてみると実は普通のことって。

この答えはたぶん簡単で、僕が「自分中心にしか世界を見ていなかった」ってことだと思います。

要するに、自分が普段関わっている人たちだけでしか世界を認識できていなかったんですね。普段かかわりを持つ人は当然、同世代が多いので、若い人を中心に世界が成り立っていると思ってしまう。

高齢化を「統計上の事実」として理解できてはいても、「自分の身の回りで実際に起こっていること」として実感できていなかった。

こういうことだと、思いました。

 

 

終わりに


今回の体験を通して、ありきたりの感想ですが「自分の見ている世界は狭いなぁ」と感じましたね。

そして、これからたくさんの経験をして、いろいろな人たちと関わって、自分の世界を広げなければいけないと思いました。

 

最後に僕の好きな言葉を一つ。

 

  • 私は、私が見える世界を皆に見せるための機械だ。

    ジガ・ヴェルトフ

 

 まあ、僕はこの言葉をアニメ版攻殻機動隊(攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX)で知ったので、ジガ・ヴェルトフについては、全く知らないんですけどね(笑)。